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マトリカリアの種類【ホワイト・スター】について育て方や情報
マトリカリアは、学名はTanacetum partheniumで、和名はナツシロギクやイヌカミツレです。また、英名のフィーバーヒューとも呼ばれます。代表的な園芸品種にはスノーボール、ゴールデンボール、ホワイト・スターなどがあります。緑色の葉っぱは羽のような形で深い裂け目があり、斑の入ったものなどもあります。何本にも別れた細い茎の先に、1、2センチほどの小さい菊のようなはなをたくさん咲かせます。品種改良され、一重咲き、八重咲き、ポンポン咲き、アネモネ咲きなど、種類によって異なる咲き方をします。色は白や黄色が多く、ピンクもあります。ホワイト・スターは、白色のポンポン咲きです。
※植物図鑑の画像は無断でご利用いただけません
植物図鑑内容
植物分類の特徴
マトリカリアはキク科の植物で、ヨモギギク属に分類されます。植物分類は、耐寒性多年草です。しかし夏の高温多湿に弱いので、通常は一年草扱いにします。種を秋にまき、苗の状態で冬を越し、開花期の春まで楽しみます。
原産国の特徴・同様の原産国の植物紹介
ヨーロッパ南西部のバルカン半島から西アジアにかけて分布します。気候は温帯から冷帯に属し、寒さには比較的強いものの、高温多湿を苦手とします。同様の原産国の植物は、母の日のプレゼントとしてもお馴染みのカーネーション、春にかわいいはなを咲かせる球根植物のクロッカス、ナルシストの語源のスイセン、誰もが憧れるはなの女王バラ、花壇の名わき役シリバーリフ、個性的な色合いのハボタンなどがあります。ガーデニングをする人ならだれでも知っているポピュラーな植物ばかりです。マトリカリアも、このような土地で生まれました。
同時期に開花する花の種類や特徴
開花時期は5月から7月で、5月27日と6月1日の誕生花でもあります。同時期に開花するはなの種類は、とげとげの葉っぱが特徴のアザミ、色々な種類があるアヤメ、大きな球根から大きなはなが咲くアマリリス、歌でお馴染みのエーデルワイス、日本製と西洋製があるオダマキ、主役にも脇役にもなるカスミソウ、明るいオレンジ色のキンセンカ、甘い香りのマメ科のはなスイートピー、丈夫で育てやすい鉢植えの定番ゼラニウム、リラックス効果があるラベンダーなどがあります。春から初夏にかけて咲く植物は、華やかな色合いのものが多いです。
花言葉を使う時のサンプル
花言葉は、鎮静、集う喜び、楽しむ、深い愛情、などです。 鎮静という言葉は、マトリカリアが解熱剤、頭痛、関節炎などの薬として使われてきたことに由来します。集う喜び、楽しむなどは、マトリカリアの小さなはなが集まって咲いている様子が、楽しげに見えるところからきているのではないでしょうか。
花・植物についてのコメント
マトリカリアは、キク科ヨモギギク属に分類されます。なぜマトリカリア属ではないのか不思議に感じるかもしれませんが、それは、過去にマトリカリア属に分類されていたことがあるからです。その名残で今でもこの名前で呼ばれています。本当のマトリカリア属の植物には、有名なものに一年草のジャーマンカモミールがあります。よくハーブティーやアロマオイルに利用される植物で、見た目がマトリカリアと似ています。一般的にカモミールと呼ばれているのはこの種類ですが、同じようにハーブとして利用される植物に、ローマンカモミールがあります。こちらはローマカミツレ属で多年草です。
簡単な育て方・栽培方法
育て方は、難しくありません。一年中日当たりのよい場所を好みますが、高温多湿に弱い特徴があります。特に夏場は蒸れやすいので、風通しの良い、涼しい場所が適しています。寒さには比較的強いですが、地植えの場合は凍らないように注意してください。根元を腐葉土などで覆うか、鉢植えなら軒下に移動するのが良いです。枯れたはなは、こまめに摘み取ってください。
この植物に関してのまとめ
マトリカリアのまとめ。たくさんの小さなはなが集まって、春を喜んでいるかのように生き生きと咲いている姿は、見ている人を元気にする力があります。実際に昔は薬用として広く利用されていました。鎮静、消化、下剤、熱さまし、のぼせ、ヒステリー、生理痛などに利用され、特に婦人病一般を治療するのに使われました。見た目だけではなく、本当に人を元気にする力がある植物です。マトリカリアには、たくさんの園芸品種がありますが、ホワイト・スターは、市場に出回ってまだ間がなく、現在は主に切り花用として流通しています。ガーデニング用としては、これからの出回ってくると思われます。
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