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ウメ(梅)の種類【白加賀】について育て方や情報

ウメ(梅)の種類【白加賀】について育て方や情報

白加賀は、日本では関東地方を中心として栽培されているウメ(梅)のひとつです。果実の品質がよい実ウメ(観賞用ではなく食用として栽培されている種)で、江戸時代ごろから現在に至るまで、日本で最も多く栽培されてきました。開花は2月下旬ごろから3月下旬ごろまで、成熟期は6月の中旬から下旬と、他の品種に比べるとやや遅い傾向にあります。果実は他の品種に比べてやや大ぶり。果肉が厚く肌理の細かい肉質があるため、梅酒にも梅干しにもよく適しています。また、実ウメではあるものの開花時期には白く可愛らしい花を咲かせ、観賞用としても楽しめます。

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植物図鑑内容

果物分類の特徴

ウメ(梅)は、果物分類では落葉性果樹類に分けられ、サクラやすもも、アンズなどと近縁にあたります。早春に花を咲かせて初夏に実を実らせ、寒くなると落葉して休眠期間に入ります。また、落葉性果樹類のなかでも核果類にあたり、肉厚な実の中には硬い皮に包まれた種子が入っています。

原産国の特徴・同様の原産国の果物紹介

ウメ(梅)の原産国は中国で、日本へは弥生時代ごろに渡来してきたと考えられています。しかし日本にも自生していたという説があり、温暖で湿潤な日本の気候によく適した特徴をもっています。中国原産の果物には、他にもアンズやすもも、モモ、さくらんぼ、ナシなどがありますが、これらはほとんどがウメ(梅)と同じくバラ科サクラ属にあたり、きわめて近い形態的・生態的な特徴があります。みずみずしく甘みが強い果樹類で、日本でも古くから親しまれてきました。サクラやウメの花は詩歌に詠まれるほど美しく、観賞用としても十分に楽しめる魅力を持っています。

種まき時期に関しての注意特徴

種まきの時期は11月から12月ごろです。果肉には発芽を抑制させる効果があるため、種を採種したら丁寧に洗い流すようにしましょう。種まきには鉢などを用いても良いですが、苗が育ったら地面に移し替えるのがおすすめです。肥料は有機質肥料を使い、開花したら化成肥料を追肥しましょう。

収穫時期に関しての注意特徴

白加賀の収穫時期は6月の中旬から下旬ごろです。梅酒や梅ジュースにしたいのであれば若い青梅のうちに収穫しますが、梅干しにするなら実が十分に熟すまで収穫しないよう注意しましょう。収穫の際にはひとつひとつの熟度を確かめながら、実を軽くつまんで持ち上げ、傷をつけないよう丁寧に収穫します。

病害虫の特徴

ウメ(梅)につく主な害虫は、アブラムシ、ウメシロカイガラムシ、コスカシバ、オビカレハの幼虫、カメムシ、コガネムシなど様々です。これらの害虫は葉を食害したり、果実に傷をつけて品質を落としてしまいますので、適宜防除剤や殺虫剤などで退治するようにしましょう。

栄養分に関しての特徴

ウメ(梅)は日本古来から親しまれてきた健康に良い果物です。栄養分としてはクエン酸やリンゴ酸が多く含まれ、疲労回復やカルシウムの吸収を促進する作用があります。一粒は小さいですが、運動時の栄養補給にはかなりの効果が期待できます。

育てるのに必要なアイテムおすすめアイテム

白加賀は開張性で樹勢も強く、枝が太く成長する品種です。枝は冬と夏に剪定する必要があるため、ノコギリやハサミが必需のアイテムとなるでしょう。夏につきやすい病害虫には、スプラサイド乳剤やスミチオン乳剤がおすすめです。

果物の歴史

ウメ(梅)は、古くは中国から発生し、実は薬として、花は観賞用として重宝されてきました。日本への渡来は弥生時代。生菓子として食べられていたようですが、漢方としての効用も高く、また長期保存に向いているため、現在に至るまで広く親しまれてきました。

おすすめの食べ方料理方法

梅は食べ方も様々ですが、昔ながらの定番といえば、なんといっても梅干しでしょう。梅干しには青梅ではなく、十分に熟した梅を使用します。まずはヘタを取り、実を水でよく洗います。水気を切ったら梅と塩を交互に入れていき、最後に梅を塩で隠して落し蓋をします。梅干しは長期保存が可能なものの、カビには注意が必要です。梅干しを作る時には調理用品をあらかじめ消毒しておき、カビが繁殖しないよう気をつけましょう。そのほかにも、梅は醤油漬けにしたり、味噌と砂糖で漬けても美味しく食べられます。甘露煮にしてパンケーキに入れたり、砂糖に漬けて梅シロップなどにすれば、甘く香り高い梅がデザートでも楽しめるでしょう。

果物育て方の注意点まとめ

ウメ(梅)は暑さにも寒さにも強く、日本の気候に適した育てやすい果物です。栽培には、日当たりがよく水はけの良い、できれば風の影響もあまり受けない場所を選びましょう。夏にはさまざまな虫の発生に気を配り、木が茂れば剪定、実がつきすぎて栄養が分散しないよう、成長前の果実の間引き(摘果)も必要です。収穫の際には用途に応じて熟し具合を確認し、傷がつかないようひとつひとつ丁寧に収穫します。木が複数であったり実が多いと収穫も大変ですが、完全に熟しきれば梅はひとりでに落果します。梅干しにするのであれば、あえて収穫せず完熟を待つのも良いでしょう。

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