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サクランボ(桜桃)の種類【アメリカンチェリー】について育て方や情報

サクランボ(桜桃)の種類【アメリカンチェリー】について育て方や情報

アメリカンチェリーは赤みの強い皮で覆われた大きな実が特徴のサクランボ(桜桃)です。国産のサクランボ(桜桃)と市場に出回る時期がずれていることや安価なことから広く親しまれています。植物の種は国産の佐藤錦と同じセイヨウミザクラです。原産国のアメリカではチェリーと呼ばれています。日本では国産と区別するためにアメリカンチェリーの名前で親しまれています。市場に一般的に出回っている品種はビングと呼ばれる品種のものです。少し黄味がかったクリーム色をしているレイニアという品種もあり、こちらの方が国産品近い食感や甘みで高値で取引されています。

※植物図鑑の画像は無断でご利用いただけません

植物図鑑内容

果物分類の特徴

アメリカンチェリーは、サクランボ(桜桃)の種類のひとつです。果物分類としては、冬に完全に落葉する落葉樹果樹のうちで子房壁が発達するすることで果実となる核果類に属します。アンズや梅などと同じ分類に属します。

原産国の特徴・同様の原産国の果物紹介

原産国は、名前のとおりアメリカ合州国です。地域によってカルフォルニア産(カリフォルニア州)とノースウエスト産(オレゴン州、ワシントン州)に分かれます。カルフォルニアの方が少し早めに収穫を迎え、ついでノースウエスト産に切り替わります。日照時間が長い温暖な気候のカルフォルニアはバレンシアオレンジの産地としても有名です。日本にもたくさん輸入されています。オレゴン州では、レッドドラゴンフルーツと呼ばれる変わった形のフルーツが生産されています。サボテン科でシャキシャキした食感とさっぱりした甘さが特長です。

種まき時期に関しての注意特徴

アメリカンチェリーは実がなるほどの大きさに成長するには7年から10年かかります。特に種まきに適した時期というのはありませんが、種を植えるまでに乾燥させないことが重要です。2から3ヶ月冷蔵庫などの冷暗所に湿らせたバーミキュライトに入れて保管してから植えると良いでしょう。

収穫時期に関しての注意特徴

収穫時期は初夏から夏にかけてです。桜が開花する春が終わり気温が高くなりだした頃、実が熟したら収穫になります。水分を吸ってしまうと実が弾ける可能性があるので天気に注意して収穫時期を決める必要があります。

病害虫の特徴

主な病害虫として葉に黒いスス状のカビが生える黒カビ病の対策が必要です。土中にいる病原菌が飛散して伝染するため肥培管理をして清潔に保つようにします。被害を受けた場合は焼却するなどして被害が拡散しないように注意が必要です。

栄養分に関しての特徴

主成分はエネルギーとして使うことのできるブドウ糖。貧血を予防する鉄分を多く含み、食物繊維も豊富です。栄養分としては、カロテンや葉酸、パントテン酸なども含んでいます。アントシアニン、フラボノイドなどのポリフェノール類や高血圧や関節の痛みに効くアントシアニンが含まれていることがわかっています。

育てるのに必要なアイテムおすすめアイテム

アメリカンチェリーは一本でも結実する品種とされています。実際には難しく受粉がうまくいかずに生理落果してしまいます。甘みのある実を確実に生産するためのアイテムとして高砂、ナポレオン、佐藤錦などの他品種を一緒に育てて受粉樹として利用する必要があります。

果物の歴史

もともと16世紀頃にヨーロッパからの移住者がアメリカに持ち込んだのが始まりです。18世紀にワシントン州を中心に盛んになり一大産地となりました。1980年代に日本にも輸入されるようになり国産よりも安価なことから急速にうられるようになりました。

おすすめの食べ方料理方法

アメリカンチェリーの美味しい食べ方といえばパイです。摘み取ったそのままを使うのではなくシロップ漬けにします。ヘタと種を取ってきれいに洗ったあと鍋に入れて砂糖、水、キルシュワッサーを入れます。クッキングシートなどで蓋をして沸騰するまで中火で煮ます。沸騰したら火力を弱めて柔らかくなるまで煮続けます。そうしてできたシロップ漬けを冷やしておきます。あとはパイ生地をパイ皿に引いてカスタードクリームを引いた上にシロップ漬けを満遍なく置きます。生地を軽く折り返して蓋をします。180度に予熱したオーブンで1時間程度焼けば完成です。

果物育て方の注意点まとめ

サクランボ(桜桃)は気象条件に厳しく生産に波がある果物です。雨が多い時は受粉がうまくいかなかったり、実が水分を吸収して破裂することがあります。実が出来る前の桜の開花には寒い日がある程度の期間必要になります。だから温度に変化のない熱帯気候の地域では育たないとされています。サクランボ(桜桃)は適度に剪定を行った方が養分の流れをコントロールすることができます。幹から派生している角度がきつい方が良い実を結実することが多いためそのような枝を残すように剪定していきます。ある程度太い枝を切ってしまうと枯れる原因になるので注意が必要です。

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